結婚相談所のシステムについて解説【婚活体験記】

タイトル画像 【人間関係】

結婚相談所入会までの流れは良く分かったけど…。実際の活動はどういう風に進んでいくんだろう?

ぼくも気になるなぁ。『お見合い』とか『仮交際』とか難しいのかな?

あら、そんなことはないみたいよ?サポートも充実してるみたいだし、どんな活動をするのか見ていきましょうか。

結婚相談所に入会してみたいけれど、堅苦しそうだしどんな活動をするのか分からなくて不安…。

そんな風に考えている方はいないでしょうか?
実際は結婚相談所のシステムを使いこなすだけならばそれほど難しくありません。

この記事では管理人が実際に体験した結婚相談所のシステムについて解説していきます。

結婚相談所ってどんなところ?

管理人含む昭和生まれな方が想像する結婚相談所のシステムは、お見合い写真やプロフィールを見ながらお相手を選び、料亭でお互いの仲人さんを交えて初対面。

紹介が終わったら「後は若い方々で」と仲人さんが退室。

ここで男性が一言「ご趣味はなんですか…?」

というものではないでしょうか。ちょっと古いイメージですね。

現代の結婚相談所はこの従来のイメージとは大きく異なり、厳密なルールの下で効率的な活動を行えるシステムを採用が採用されています。

極めて簡単に言うと『手厚いサポート付きのマッチングアプリ』

インターネット上で仲人さんからのサポートを受け、お相手とやり取りを重ねてお見合いに至る。
そんな仕組みが一般的です。

落ち着いてPCをするシマエナガの画像
素敵な方がたくさんいるなぁ

そして多数の必要書類を提出し入会金を支払った会員がルールに沿った流れで活動を行うため、いわゆる『ヤリモク』や『奢られ目的』のような婚活以外の目的を持つ人とマッチングすることはまずありません。

これが結婚相談所を利用する最も大きなメリットと言えます。

結婚相談所の種類

結婚相談所には主に3つの種類があります。

①仲人型結婚相談所 : 担当コンシェルジュ(仲人)が付き、手厚いサポートを受けることができる。

②データマッチング型結婚相談所 : データベースから希望条件で相手を検索しやり取りをする。マッチングアプリに近い。

③オンライン型結婚相談所 : 自宅のPCやスマートフォンから婚活ができる。

そして現在はこれらを組み合わせたハイブリッド型が主流です。

例えば「仲人さんのサポートを受けながらデータベースで希望条件に合うお相手を検索し、ZoomなどのWEBミーティングサービスを用いてオンラインお見合いを行う」といった形。
大手の結婚相談所はまずこのハイブリッド型と考えてよいと思います。

データベース検索ができる相談所に入会すると目にするのが『IBJ』という名称。

『IBJ』とは?
『IT Bridal network of Japan』の略。日本最大級の結婚相談所ネットワークを運営する企業『株式会社IBJ』と、IBJが運営する日本最大級の結婚相談所ネットワークのこと。この記事では結婚相談所ネットワークの意味で用いる。

IBJには全国4,000社以上の結婚相談所が加盟しており、所属する会員はどこの相談所に入会しても同じデータベースを閲覧し全国の相手とお見合いすることが可能となる。

IBJ加盟の結婚相談所に入会した場合生じる差はサポートの質のみであり、どの結婚相談所でも出会える相手は基本的に同じです。

「違う結婚相談所に入会したのに閲覧できる異性の情報が同じだなぁ」といったことが起こる可能性があるわけですね。

結婚相談所を選ぶ際はどこに加盟しているかを確認し、どのようなサポートを受けることができるのかをしっかりと調べておくことが重要です。

結婚相談所のシステム

前述の通り結婚相談所におけるお見合いの流れは厳密にルール化されており、マッチング後に直接会えないという事態はほぼ生じません。

ここからは仲人付きのIBJ加盟店におけるお見合い申請から成婚退会までの流れを見ていきましょう。

①お相手探し

希望する異性の条件を指定して検索し、写真やプロフィールを見てピンときたらお見合い申請。
相手が応じてくれればお見合い成立となります。

相談所によって月々にお見合い申請できる上限が決められてるのが一般的で、仲人さんがいる場合は月に何人かおすすめの異性を紹介してくれることもあります。

ここまではマッチングアプリの『いいね』と同じようなシステムですね。

②お見合い成立

マッチングアプリではマッチング後にメッセージのやり取りをして実際に会うかどうか決めますが、結婚相談所の場合は『マッチング=お見合い成立』となり、一度は必ずお見合いを実施する必要があります。

お見合い実施までには1ヶ月程度の猶予が設けられ、仲人さんに都合の良い日を申請します。

仲人さんはお相手方の仲人さんとやり取りをし、そこで日時やお店が決定されます(基本的に申請された側の居住地に近い場所が選ばれる)。

そして忘れてはいけないのが、IBJでは「お見合いをキャンセルする場合罰金」というルールがあること。

つまり大量にお見合い申請して全て成立してしまうと、休日の予定が全てお見合いで埋め尽くされることになるのです。

キャンセルに費用がかかるため「適当にいいねしまくる」という行為はできないんですね。良くできたシステムです。

③初回お見合い

日程が決まればいよいよ初対面。お見合い場所は仲人さんが抑えてくれるのが一般的であるため、自分の準備に集中しましょう。

なお初回お見合いの段階になってもお相手の連絡先は開示されないため直接やり取りはできません。連絡は全て仲人さんに仲介してもらいます。

以下、参考のために管理人が教えられた初回お見合い時のルールを列挙しておきます。

  • 服装は男性であればスーツ。女性ならばフォーマルなスーツやワンピースなどを着用すること。
  • 最初の声掛けは男性から行うこと。
  • お相手の活動状況や過去の恋愛について詮索してはならない。
  • 初回お見合い時にはお相手の連絡先を聞いてはならない。
  • その場で次回の約束をしてはいけない。
  • 飲食代は全て男性が負担すること。
  • 遅刻やドタキャンをした場合罰金が発生する。
  • 初回のお見合い終了後『仮交際』に進むかどうかを仲人さんに連絡すること。
    ※原則当日中に判断し、遅くとも翌日13時までに連絡する必要がある。

沢山のルールがありますね。全て守るのは大変ですが、安心感もあります。

↑初デート成功のコツについて解説したこちらの記事も合わせてどうぞ

④『仮交際』

無事初回お見合いを終えたら、担当の仲人さんへお相手と『仮交際』へ進むか、交際をお断りするかの連絡します。管理人の相談所ではアプリ上に記入することで返答することができました。

『仮交際』とは?
結婚相談所での婚活において、真剣交際(結婚を前提とした交際)に進む前段階として行われる「お試し交際」のこと。お互いを知るための友達のような段階であり、複数の人と同時に仮交際をすることも可能。 

仮交際成立後にようやくお相手の電話番号が開示されます。

ここからは自分たちで連絡を取り合い交流を重ねるわけですが、当然いくつかのルールがあります。見ていきましょう。

・まずは男性から『ファーストコール』を行うこと。

仮交際に移行した段階で女性側から「◯月◯日〇〇時にファーストコールお願いします」と男性側の相談所へ連絡が入ります。

この決められた時間に男性側から電話をかけ、交際開始のお礼を伝えて次のデートの約束を取り付ける。これを『ファーストコール』と言います。

管理人はこの時LINEを交換してもよいか確認し、以降はLINE上でやり取りをしていました。電話だけだと不便なので。

・仮交際に移行したら必ず1回はデートをすること。

交際を希望したのに再び会うことなくお断りするのは不誠実ということですね。

例え電話やメッセージだけでも、やり取りを重ねれば双方の時間が消費されます。
積極的に会って、コミュニケーションを取り、焦らずしかし迅速にお相手を見定める必要があるのです。

・肉体関係を持った時点で男女共に成婚退会とする。

交際中に肉体関係を持った場合は男女共に成婚料を支払い退会となります。

成婚料は相談所によって幅があるものの5万円〜20万円と高額であり、生半可な覚悟で手を出すことはできないということが分かりますね。

・仮交際は複数のお相手と同時進行してよい。

交際を始めたとはいえあくまで仮の話。
現時点では正式にお付き合いしているというわけではないため仮交際は何人と同時並行しても大丈夫です。

ただしあまりにも数が多いと連絡とデートに忙殺されるため適切なキャパはキープする必要があります。

・交際を終了する場合はお相手ではなく自分の担当仲人に伝えること。

逆を言えば、このルールのおかげで交際を終了したくなった場合に直接お相手に伝える必要がありません。気持ちが楽ですね。

この時お断りする原因をしっかり伝えておけばお相手の今後の参考になって良いでしょう。


以上のようなルールの下で仮交際期間を過ごし、定期的またはデート毎に仲人さんへ現状報告を行います。この時お相手をどう思うかも逐一報告しておきましょう。

そしてお互いの気持ちが高まったところでそれとなく次の段階を勧められることになります。片方だけ先走ることがないので安心ですね。

⑤『真剣交際』そしてプロポーズへ

仮交際期間中に何度かのデートを行い、双方が合意した場合は『真剣交際』へ至ります。

真剣交際へ移行後も基本的なルールは変化ありません。

ただし複数交際が可能であった仮交際とは異なり、真剣交際はお付き合いの段階です。
当然真剣交際に移行できるのはただ1人のみ。

真剣交際成立後は他の仮交際していた方全員に交際終了の連絡が伝わることになります。

※肉体関係はNG

この段階になれば結婚に向けた具体的な話も重ねていく必要があります。
デートを楽しみながら焦らずしっかり話し合いましょう。

ちなみに交際期間は「お見合いからプロポーズまでに3ヶ月程度」と定められていることが一般的です。

違反したからといって罰則があるわけではなく期間もまちまちですが…婚活にはこれくらいのスピード感が求められるということ。

よっていつまでも踏み込んだ話し合いができないと交際終了となってしまう可能性があります。極端に先走るのも良くないため、この匙加減が難しいところです。

真剣交際を重ね、お互いの気持が頂点に達したらいよいよプロポーズ』に至ります。

もちろん必要な物や方法、タイミングに関しても仲人さんからアドバイスを貰えます。


以上。結婚相談所のシステム解説を行いました。

結婚相談所における活動の流れはマッチングアプリと大きく変わりませんが、ルールが存在することで安心してお相手探しが可能です。

仲人さんから髪型や服装、異性との交流方法など具体的なアドバイスが貰えるのも助かります。

そして何より大きなメリットは、逐一仲人さんからお相手の気持ちを聞けること。

まるで学生時代の告白前に「〇〇は君の事好きらしいよ」と言われるような安心感。

逆にデメリットといえるのは活動のための投資が高額になりがちというところでしょうか。
婚活が長引くと数十万〜百数万円単位のお金がかかっても不思議ではありません。

結婚相談所で活動する場合、メリットを最大限享受しながら真剣に短期決戦を挑むとよいと思います。

ちなみに管理人は何人かの女性と仮交際しましたが真剣交際までは至れず。
さらに市の助成が終了するタイミングでアプリの女性(アプリと相談所を並行していた)とお付き合いを始めたため相談所は退会してしまいました…。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。今日も良い1日を。

コメント