
ぼく本は断然紙派なんだけど…最近部屋が本であふれて大変なんだ!

分かるわ。紙の本だときちんと読んでいるような気がするわよね。
でも最近は電子書籍リーダーも進化していて、とても使い勝手が良いのよ。

そうなんだ?もう本棚もパンパンだし、いよいよ電子書籍に手を出してみようかなぁ。
「本を読むなら紙で」…分かります。ページをめくる感覚、手に感じる重さ、紙の匂い。
これがあるから「しっかり本を読んだ!」という気になりますよね。
しかし紙の書籍は嵩張るため、いずれ保管場所が埋め尽くされてしまいます。
せっかく集めた本なのに、手放すしか方法がなくなる…。
そんな時は電子書籍リーダーの利用がおすすめです。最近の機種は軽く、見やすく、膨大な量の書籍を保存することができるのでとっても便利。
この記事では管理人が実際に使用している電子書籍リーダー『Kindle』について解説とレビューを行います。
①『Kindle(キンドル)』とは?
『Kindle(キンドル)』とは、Amazonが提供する電子書籍サービスおよび関連製品・アプリの総称です。
記事内ではAmazonが開発・販売する電子書籍専用リーダー(Kindle端末)のことを指します。
Kindle端末は本を読むことに特化した専用デバイスであり、Amazonが2007年に開発し2012年からは日本でも販売されています。
主な特徴を見ていきましょう。
・電子ペーパー技術『E Ink』が搭載されたディスプレイを採用し、紙の本に近い読み心地と目に優しい質感を実現している。
※E Ink(イーインク)とは?
「電気泳動方式(electrophoretic)」を採用したディスプレイ表示技術のこと。
ディスプレイに埋め込まれたマイクロカプセルの中に正と負に帯電した白黒の粒子があり、それらに電圧をかけることで文字などを表示する。電圧を切っても粒子の位置はそのままであり、表示を維持する間はほとんど電力を消費しない。

※Kindle Paperwhite (16GB) 7インチディスプレイ
・軽量・薄型で持ち運びやすく、数千冊の本を保存できる。

・充電の持ちが良く、長時間の読書が可能。
公式発表によれば、最新の『Kindle Paperwhite』においては12週間持続するバッテリーが搭載れれているとのこと。
・文字サイズや太さの調整、ハイライト、辞書や翻訳機能など多彩な機能がある。

・フロントライト搭載で暗い場所でも快適に読書できる。

※注意点として、Kindle端末は読書専用であり、動画視聴やインターネットサーフィンには対応していません。
逆を言えば用途を読書に絞ることで、目の疲れにくさやバッテリー持ちの良さが実現されているんですね。読書に集中できるため個人的には良い特徴だと思います。
②各モデルの特徴
・Kindle(ベーシック)
価格を重視した標準的なモデル。軽量、コンパクトで持ち運びがしやすく、電子書籍リーダーを初めて使う人におすすめできます。
※防水機能は非搭載。
・Kindle Paperwhite
ベーシックモデルよりも高解像度な7インチディスプレイを搭載(2024年モデル)し、明るさやコントラストも向上している。
防水機能(IPX8等級)も搭載。管理人が使用している端末。
・Kindle Paperwhite シグニチャー エディション
Paperwhiteの上位版で、ワイヤレス充電や自動明るさ調整機能が搭載されている。
またストレージ容量も大きく(32GB)、より快適な読書体験を求める方におすすめ。
・Kindle Scribe
Kindle端末最上位モデル。10.2インチの大画面に手書き入力まで対応している。
ノートやメモ機能が充実しており、取り込んだPDFへの書き込みも可能。
「これを買うならipadでいいのでは?」とは言ってはいけない。
・Kindleキッズモデル
子供向けの端末。保護者管理機能や専用カバーが付属している。
③おすすめの端末は?
管理人としては「Kindle Paperwhiteの広告なしモデル一択かな」といった感じ。
理由はベーシックモデルは画面が小さいし、スクライブを買うならもう少しお金を出してiPadを買った方が便利に使えそうだから。
Kindle端末は度々Amazonのセール対象になりますが、実は管理人は長い間購入を渋っていました。なぜなら『Oasis』モデルの最新機種が発売されるかどうかが分からなかったから。
『Kindle Oasis』は2016年から販売されていたKindleシリーズの上位モデルで、特にページ送り用の物理ボタンが搭載されているのが大きな特徴でした。
おかげでページを捲るごとに画面に触らなくて済むわけですが、いかんせん発売開始してから大分時間が経過していました。充電方式がmicro USBなのも致命的。
Oasisの最新機種が登場したら購入しようと思っていたのですが、音沙汰はまったくなし。
どうやら希望は叶わないようなので、諦めてセールでPaperwhiteモデルを購入しようと決意したのです。
Amazon公式ページより
※現在『Oasis』モデルは販売されていない
④『Kindle Paperwhite』レビュー
以下は管理人が実際に購入して使用している『Kindle Paperwhite』のレビューです。

なおKindle端末には『広告あり』で安価なモデルと『広告なし』で高価なモデルがありますが、断然『広告なし』モデルをおすすめいたします。
・本体の大きさ、重さに関して
重さはカバー付きのiphone15が217g(当家実測値)、カバー付きのKindle Paperwhiteが339gとなります。
iphoneと比べると持った時にずっしり感があり、幅もあるので片手では扱いにくいです。
大きさは以下の写真をご覧下さい。



片手で操作を完結させたい管理人としては、上から覗き込む形ならばそれほど重さは感じません。
ただしベッドなどで見上げる形になると片手で支えるのはかなり大変です。
ページをめくるためには親指を画面に伸ばさなければならないため、寝っ転がりながらの片手使用には適さないと言えるでしょう。
ごろ寝状態でも両手持ちならまったく問題ありません。
・文字を読んだ感想
「紙の書籍を読んでいる感覚にかなり近い」といった印象。
フロントライトが搭載されたKindle Paperwhiteの画面は、バックライトで照らされるスマートフォンよりも柔らかく(色の調整可能)目に優しく感じます。
管理人は文字で書かれた書籍を読むことを目的として購入しているのでこれには満足です。
気を付けたいのは、漫画を読む場合。
スマートフォンではくっきりとしたシャープな描写になりますが、Kindle上では実際の雑誌を読むようなぼんやりとした描写になります。
カラー対応もしていないので、個人的には漫画を読むには適していないかなと感じます。
反面雑誌で漫画を読むような感覚を求めている人にはおすすめできます。
※2025年7月24日にはカラー対応モデルが販売開始となりました。
・総評
Kindle Paperwhiteを使ってみて何より良いなと思ったのは、「書籍に集中する」という目的が達成できている点です。
スマートフォンだとLINEやSNS、ゲームアプリ、サブスクサイトなどに気を取られますがKindleであればその心配がありません。
表示される文字の読み心地も良く、“電子書籍でも紙の本を読むような感覚”に飢えている人にとって購入して損はない製品と言えるでしょう。
反面その重さや操作感から「スマートフォンのような手軽さを求める人には向かない」と感じます。
自分は読書を好きかなのかどうか?読書に集中するための環境を求めているのか?
Kindle端末購入前にはこの点についてしっかり考えておきましょう。
・おすすめオプション品
・WALNEW / 7インチ / All-New Kindle Paperwhite / 第12世代(2024年発売) / ケース
純正のファブリックカバーが5,000円近くするので、まずは廉価な品を試してみようということで購入。
Kindle周囲をプラスチックがカバーし、手に触れる箇所はマットですべらない素材で覆われます(ゴム製品をなぞるような感触)。
おかげで安っぽい感じもなく本体を守るという目的を十分に果たしてくれています。
残念なのは縁(ふち)が薄くなっている点。


鋭角ではないので痛いというほどではないですが、本体を片手で抱えようとすると小指に負担がかかる形状となっています。この点にはご注意を。
・保護フィルム / フッ素コーティング・反射防止・抗菌・気泡レス加工 / 2枚入り
画面保護のために購入。見やすさに影響がなく、触れた感触も良い製品です。
ただし貼り付ける際のガイドがいため手間がかかるのが難点。
気合いを入れて取り組みましょう。
以上。本日はKindle端末の解説とレビューを行いました。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。今日も良い1日を。



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