
携帯代にサブスク費、家賃代もかかるし今月も出ていくお金が多いなぁ。

うわぁ〜、月々の支払いだけでもかなり多いわねぇ。

そうなんだよ。おかげでなかなか貯金も増えないんだ…。やっぱり月々の支払いの見直しが必要だね。
毎月必ず支払わなければいけないお金、それが『固定費』です。
この「固定費をいかに減らせるか?」が、効率よくお金を貯めるためのキーポイント。
この記事では固定費を減らす重要性と水道光熱費の見直しについて解説していきます。
固定費って何?なぜ固定費を減らす必要があるの?
「支出を減らして貯金を増やそう」と考えた場合、みなさんはどんな行動を起こしますか?
「安売りをしている遠くのスーパーまで出かける」
「食べる量を減らして食費を減らす」
「少しでもガソリン代が安いガソリンスタンドまで遠出する」
「お風呂にペットボトルを浮かべて水道代を浮かす」
などでしょうか?
しかしこういった地道な倹約は継続することが大変。…にも関わらず、あまり大きな節約効果を生みません。

支出を減らすためにまず見直さなければいけないのは、支払いが長期継続化しやすく支出の割合としても大きい『固定費』なのです。
『固定費』とは、「毎月や毎年といった決まった期間に必ず発生し、その金額が比較的変動しない支出」のことを言います。固定費の特徴は以下の通り。
『固定費』の特徴
1)支出の有る無しが生活状況に左右されない(にくい)。
※例えば生活が苦しくてもローンの支払いは減らないですよね。
2)契約内容や習慣を見直さない限り長期間継続しやすい。
3)家計に占める支出としての割合が比較的大きい。
4)収入が減っても支払い義務が続くため、家計の圧迫要因になりやすい。
固定費の内容を見直し、減らし、その分のお金を貯蓄する。
これができれば生活スタイルに影響なく貯金を増やすことができます。
見直しやすい固定費としては、
①水道光熱費
②通信費
③サブスクリプション代金
④家賃
⑤保険料
などが挙げられます。
まずは水道光熱費について見ていきましょう。
水道光熱費は減らせる?
『水道光熱費』には『電気代』、『ガス代』、『水道代』が該当します。
1)電気代
快適な生活を送る上で欠かせない電気。その使用にかかる料金です。
電気を使うためには電力会社と契約する必要があり、この電力会社には2016年の「電力小売全面自由化」により多数の企業が参入しました。
この自由化以前から存在する大手電力会社を『旧電力(一般電気事業者)』、
引用元:energy navi 『旧電力』は全国に10社
自由化以降に電気事業に参入した電力会社のことを『新電力』と言います。
引用元:エレマップ 『新電力』の例
他にもたくさんの会社があります。
では固定費としての電気代を減らすためには『旧電力』と『新電力』のどちらを選択するのが良いでしょうか?
管理人としては「旧電力が無難である」と思います。
例えば新電力会社は通常旧電力会社よりも電気料金が安く設定されています。
が、多くの場合燃料費の調整額によって電気代が大きく増減してしまいす。
これは「電気を作るための燃料費が高騰すれば旧電力会社よりも高額な電気料金になる可能性がある」ということ。
ロシアのウクライナ侵攻などにより世界情勢が不安定な昨今、燃料の値段が下がり続けるとは考えにくいですよね。これでは安心して生活できません。
他にも考えられる新電力会社のメリットとデメリットをピックアップしてみます。
新電力会社のメリット
①旧電力会社と比較して基本料金が安い
②夜間割安プランなどライフスタイルに合わせて選択できるプランが豊富
③提携会社のポイントが貯まりやすい
④環境に配慮したエコな電気を選ぶことができる
新電力会社のデメリット
①料金プランが豊富かつ複雑で分かりにくい
②必ず安いわけではない
③契約期間の縛りや違約金が設定されている場合が多い
④サポート体制が充実していない可能性がある
⑤会社の倒産、事業撤退リスクが有る
これらを考慮しながらライフスタイルに合った電気会社を選択する必要があるのです。ちょっと手間ですよね。
結論、「電力会社の見直し」は固定費の削減という視点ではあまり大きな効果を生むことはなさそうです。
2)ガス代
選択できるのならば、ガスは『都市ガス』一択です。
※都市ガスとは?
プロパンガス(LPガス)とは異なり、ガスボンベではなく地下のガス管経由で供給されるガスのこと。
需要家数が多い都市部においては企業間競争により価格が比較的安定・低めになる傾向がある。地方ではそもそも供給がない場合が多い。
都市ガスが通っていない場合は、一般的には『プロパンガス』を利用する必要があります。
ここで話を難しくするのが「プロパンガスの料金はガス会社が自由に決定できる」という点。
このためガス会社によっては価格が高めに設定されている場合があります。
更に賃貸物件の場合はプロパンガス会社の選択は大家さんに権限があるため、値段が安い業者を選ぶことは出来ません。値上げの拒否もできません(拒否するならば引っ越ししかない)。
戸建ての場合はこちらに選択権がありますが、値上げを拒否するならば業者と交渉するかまたは業者自体を変更する必要があります。
このようにガス会社の選択はなかなか自由が効きません。電気代と同じように固定費の削減方法としては選択肢に挙げにくいと言えます。
3)水道代
水道料金は自治体によって値段が決まっているため、そもそも選択肢がありません。
お風呂の間中ずっとシャワーを出しっぱなしにするなど極端な使用を避けているのならば、あまりケチケチし過ぎない方がいいと個人的には思います。

まとめ
以上のことから『水道光熱費』を根本的に見直すことはなかなか難しいことが分かりました。
これらの料金を抑えるためには節電、節水、節ガスなどの工夫と手間が必要になり、長期継続するのは大変です。
ストレスにならない程度に過剰な使用を抑えながら他項目の固定費削減を目指しましょう。
・固定費を抑えて貯蓄に回し、効率よくお金を貯めましょう。
・水道光熱費の根本的な見直しは難しい。
・電気ガス水道の過剰な使用に気を付けながら他項目の固定費削減を目指しましょう。
以上。固定費を減らす重要性と光熱費の見直しについての解説でした。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。今日も良い1日を。






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