固定費を減らそう③【サブスク費 / 家賃の見直し】

タイトル画像 【お金】

ようやく通信費の見直しが終わったわね。
次は…るくくんはどれくらいサブスクリプションを利用してる?

え〜と、『Amazonプライムビデオ』に『Netflix』、あとは『U-NEXT』と『Hulu』、『ディズニープラス』もだったかな?

動画配信サービスだけでそんなに…やっぱり見直しが必要ね!

『固定費』の見直しを続けていきましょう。

この記事ではついつい加入していることを忘れがちな『サブスク(サブスクリプション)費』と、家を借りて住むために必要な『家賃』の見直しについて解説します。

①サブスク費の見直し

1)サブスク費とは?

『サブスク』とは、『サブスクリプション』の略であり、サブスクを利用するためにかかる費用を『サブスク費』と言います。

サブスクリプションとは?
商品やサービスを購入するのではなく、それらを一定期間利用する権利に対して料金を支払うビジネスモデルのこと。

昨今は特にデジタルコンテンツやソフトウェアの分野で広く採用されています(食品などの物品を伴うものもある)。

サブスクリプションサービスの例

音楽配信サービス一定期間の料金を支払うことで音楽が聴き放題となる。

  • Apple music
  • Spotify
  • YouTube Music
  • Amazon Music
  • LINE MUSIC
  • AWA など
音楽配信サービスのロゴ例
引用:appllio

動画配信サービス一定期間の料金を支払うことで映画やドラマ、テレビ番組、動画配信番組などが視聴し放題となる。

  • Amazonプライムビデオ
  • Netflix
  • U-NEXT
  • Hulu
  • ディズニープラス
  • DMM TV
  • dアニメストア
  • ABEMAプレミアム
  • WOWWOWオンデマンド
  • ひかりTV など
動画配信サービス例
引用:シネマトゥデイ

ソフトウェアレンタルサービス一定期間の料金を支払うことで常に最新のソフトウェア(※ここでは主に特定の作業を行うアプリケーションソフトを指す)を利用することができる。

  • Microsoft 365(Microsoft office) 
  • Power Director 365(動画・画像編集)
  • Canva(動画・画像編集)
  • Adobe illustrator(イラスト) など

家具家電レンタルサービス一定期間の料金を支払うことで家具や家電をレンタルすることができる。

  • CLAS(クラス)
  • かして!どっとこむ
  • ゲオあれこれレンタル
  • モノカリ
  • ベビレンタ など
家具家電レンタルサービス例
引用:マイナビニュース

食品定期購入サービス一定期間の料金を支払うことで食材や料理などを定期的に配送してもらうことができる。

  • nosh(ナッシュ)
  • Oisix(オイシックス)
  • お肉のサブスク
  • PostCoffee(ポストコーヒー) など

以上のようなサービス(他にもまだまだたくさんあります)は実際に商品を購入するよりも安価格で利用でき、また柔軟に契約や解約を行うことが可能です。

2)不要なサブスクは解約しよう

サブスクはとても便利なシステムです。

反面お金の負担という面では定額料金が必ず発生する『固定費』となり、サービスを利用しない月があったとしても支払いを免れることはできません。

ひとつひとつの月額は月額数百〜数千円程度ですが…いくつも契約した際の料金は馬鹿になりませんね。

というわけで、契約する趣味嗜好のためのサブスクリプションサービスは音楽1つ、映像1〜2つ、月額にして5,000円以内に収めることをおすすめします(※業務や副業等に用いるソフトウェアサービスは経費になるため除外)。

管理人の場合はAmazon Primeの利用でPrime Videoを視聴(年額5,900円。月額にして約500円)、Youtube Premiumを年払い(一括で支払うと月額にして約1,066円。Y⁠o⁠u⁠T⁠u⁠b⁠e⁠ ⁠M⁠u⁠s⁠i⁠cも利用可能になる)し、映画視聴のためにU-NEXT(月額2,189円)を契約しています。

観たい番組や映画がある場合には他の動画視聴サービスをスポットで短期間利用することもあります。

月に支払う料金の合計は3,755円。年額にすると45,060円になります。

※月5,000円利用した場合にかかる年間費用は60,000円。結構大きいですよね。
固定費はこのように年額で考えると意外と負担になっていることが分かりやすくなります。

特に気を付けたいのが「サービスの内容が被っている場合」と「サービスへの加入を忘れている場合」です。

内容が被っている場合は利用頻度が少ない方を解約し、自分が何のサービスを利用しているか分からない場合は口座からの出金記録やカード利用履歴を確認してみましょう。

自分が加入しているサブスクリプションサービスを再確認し、不要であったり利用頻度が少ないサービスは解約しましょう。目標とする月間費用は5,000円以内。

②家賃の見直し

1)適切な家賃の額は?

『家賃』とは、「賃貸物件の入居者が建物を借りて使用する対価として貸主(大家さん)に毎月支払う料金」のことを言います。固定費の中でも比較的大きな割合を占めるのが特徴です。

マイホームに住む方でもローンや修繕費といった定期的な負担が発生しています。

様々なサイトを調べると「手取りに対する家賃の目安は3割程度」と記載されています。
が、貯蓄という面から考えると個人的には「3割はちょっと多い」感覚。

※この3割という数字はあくまで目安であり、手取り額によって適切な家賃比率は変化します。

例えば手取り15万円の場合3割の4万5,000円を引くと残りの生活費は10万5,000円。ここから水道光熱費や通信費、食費に日用品費が引かれると考えると家賃の負担が大きいことが分かります。

手取り30万円の場合、3割の9万円を引いても21万円が残ります。
これくらい余裕があれば生活費を支払った上で貯金もできそうですね。

管理人の場合は夜勤などで手取りが多少変化するものの、家賃は2.5割程度に収まっています。

皆さんも3割という数字のみで考えるのではなく、自分の手取りと生活費を考慮し適切な額の家賃を支払うようにしましょう。

もし現在支払っている家賃の負担が大きいならば引っ越しという選択が必要なのかもしれません。

なお家賃に関しては値段交渉が可能です。

自分が暮らす物件近くの似たような物件の相場を調べて明らかに高い家賃を支払っている場合は、値下げを管理会社に打診してみるとよいでしょう。

この際連絡にはメールなど書面が残るものを使用し、「今後も居住を続けたいため家賃の減額交渉を行いたい」旨を丁寧に記載するとベストです。当然高圧的な態度で要求してはいけません。

2)家賃値上げの通達が来た場合は?

普通借家契約(通常居住用の部屋を借りる際に交わされる契約のこと)の場合、大家さんが一方的に家賃を上げることは法律上できません。

(借賃増減請求権)
第三十二条 建物の借賃が、土地若しくは建物に対する租税その他の負担の増減により、土地若しくは建物の価格の上昇若しくは低下その他の経済事情の変動により、又は近傍同種の建物の借賃に比較して不相当となったときは、契約の条件にかかわらず、当事者は、将来に向かって建物の借賃の額の増減を請求することができる。ただし、一定の期間建物の借賃を増額しない旨の特約がある場合には、その定めに従う。

2 建物の借賃の増額について当事者間に協議が調わないときは、その請求を受けた者は、増額を正当とする裁判が確定するまでは、相当と認める額の建物の借賃を支払うことをもって足りる。ただし、その裁判が確定した場合において、既に支払った額に不足があるときは、その不足額に年一割の割合による支払期後の利息を付してこれを支払わなければならない。

3 建物の借賃の減額について当事者間に協議が調わないときは、その請求を受けた者は、減額を正当とする裁判が確定するまでは、相当と認める額の建物の借賃の支払を請求することができる。ただし、その裁判が確定した場合において、既に支払を受けた額が正当とされた建物の借賃の額を超えるときは、その超過額に年一割の割合による受領の時からの利息を付してこれを返還しなければならない。

引用:借地借家法

借地借家法の中にも協議が必要な旨が記載されています

よって一方的な家賃値上げの通達があった場合でも「合意できないため拒否します」と回答すれば家賃が上がることはなく、無理やり退去させられることもありません。

指導するシマエナガの画像
借りる側もしっかり守られているんですね

ただしこれは「家賃の値上げは何が何でも全て拒否しよう」と言っているわけではないということに気を付けましょう。

借りている物件の家賃が周囲の相場と比べて明らかに低い場合、しっかり協議した後に納得できれば家賃の値上げに応じても構わないのです。

適切な範囲内の家賃を支払いながら生活しましょう。
家賃は協議の上で値下げを要求したり値上げに応じることが可能です。


以上。本日はサブスク費と家賃に関しての見直しを行いました。

この記事が少しでも参考になれば嬉しいです。今日も良い1日を。

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